五ケ山クロス ベース

yHa architects, 施工事例

五ケ山ダム(那珂川市)湖畔観光拠点施設。建設地である那珂川市は面積の72%が森林であり、この豊かな森林を活用すべく建築主である那珂川市と連携し、同市産ヒノキを外装ルーバーとして提案した。ルーバーは山並みに呼応した形状であり、五ケ山の新しいシンボルとして福岡都市圏に暮らす人々に親しまれている。外装に用いるための防腐対策として、スーパーサーモ処理(越井木材工業)を施した。これは薬剤を使わず高温水蒸気のみの処理であり、環境負荷の小さい防腐処理技術。また、ルーフテラスのデッキにはフェノール樹脂を含浸させたマクセラム(越井木材工業)を提案した。敢えて無塗装での使用であり、自然な褪色を受け入れていただいた那珂川市に感謝したい。ウッドデザイン賞2019受賞。

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