ナグリ加工
- 2018年06月05日
- お知らせ
熊本県産ヒノキにナグリ加工をいたしました。
90*90*3000
105*105*3000
合計45本の柱角を横方向に積層して壁にします。
本数が多いので大変でしたが、濱本さんと松崎くんが納期までに仕上げてくれました。
刃物も良く切れています。
熊本から戻る際に立ち寄ったコンヴィニエンスストアの隣に、ミニカーのコレクションケースがありました。
コレです。
遊びゴコロ満載のショールームです。
トヨタカローラ熊本 東バイパス店さんです。
設計はセルアーキテクトさん、内装デザインはASTERさんのようです。
熊本へ出張した際に、以前から気になっていた早川倉庫さんへ訪問して来ました。
明治10年に醸造施設として建てられた木造大規模建築で、材料の一部には明治10年に起きた西南戦争で焼け残った熊本城の櫓の部材が再利用されており、その痕跡が確認できるようです。
その後用途を変え貸倉庫として運用されていましたが、近年ではギャラリー・イヴェントホール・ライヴ会場としてアーティストの表現の場として活用されています。
旧い建物で醸造施設として建設されており、倉庫としては機能的ではないため用途変更で前述のような文化発信基地として熊本以外でも注目されています。
ここ数年は古材ブームで古材っぽい仕上げもよく見かけますが、さすがに本物の説得力は「古材っぽい」何かとは迫力が違います。
アーティストがここで表現したいという気持ちがよくわかります。
福岡市にもこのような場所があるといいのですが、残念ながら弊社近くの九州大学 箱崎キャンパス跡地はほとんどが解体されて、再利用はされないようです(北九州市の門司港エリアにはありますが…)。
突然の訪問でしたが、快く見学に応じていただきました。
ありがとうございました。
先日、仕入の前日に前乗りして滋賀県守山市の佐川美術館に行ってきました。
実は4年前にも弊社が所属する福岡県木材青壮年連合会の研修旅行でも訪れていたのですが、アクシデントがあり肝心の樂吉左衛門氏(当代)の設計(原案)による茶室は見学できませんでした。
今回は時間をつくって再訪問して来ました。
この茶室は水の中に浮かぶ茶室として知られており、伝統工芸以外にも現代芸術に造詣の深い樂吉左衛門氏が「守破離」を体現された茶室です。
残念ながら茶室は撮影不可ですが、ロビーのベンチなども大径木をザックリ製材しただけのように見えますが、その表情に深見を感じるデザインとなっています。
琵琶湖周辺にお越しの際は、この茶室を見学することをお勧めします。
昨年10月4日にGOOD DESIGN AWARD 2017の発表があり、弊社が製作いたしましたテーブルシステム「Guideline System」がグッドデザイン賞を受賞いたしました。
Guideline Systemは斜めから俯瞰すると僅か7㎜の独特の浮揚感と、脚部に反り止め効果を持たせたスクエアなフレームにより構成された天板交換システムを有するテーブル・デスクです。
ステンレスワイヤーのテンションで天板のたわみを抑制しており、緊結する機能部を脚部に隠蔽し、ワイヤーの導線部も天板に埋設しています。
最小限の構成により潔く軽やかなフォルムになっており、組み立て分解も容易なため樹種・板の構成(1枚板~複数枚)を換えることが可能であり、さまざまなシーンでお使いいただけます。 Guidelineの由来は脚部のフラットバーが木材の反りを抑える「誘導線」の役割からです。
ご協力いただきましたみなさま、本当にありがとうございました。
http://www.g-mark.org/award/describe/45242?token=pD3uhNnXWP
また10月25日にはJAPAN WOOD DESIGN AWARD 2017(林野庁)も受賞いたしました。